Q&Aサイトとは集合知型のソーシャルメディア
Q&Aサイトとは、ユーザーが質問(悩み・疑問)を書き込んだことに対して、別のユーザーが答える「集合知型のソーシャルメディア」です。
質問者と回答者による双方向コミュニケーションの場といえますが、
通常その質問の瞬間だけの関係で終わります。ただQ&Aサイトでのやりとりはデータベースとして蓄積されることで、時間の経過とともに多くの人の質問に応えるサイト(集合知型のソーシャルメディア)として成長していきます。
集合知型のソーシャルメディアといえば「ソーシャルブックマーク」や写真・動画共有サービスも挙げられるのですが、Q&Aサイトの多くはサービス提供者のチェックが入っていることが多いのでコンテンツの質は(一般的に)高いと考えられます。
Q&Aサイトの利用者
実際に利用されているQ&Aサイトは「教えて!goo」「Yahoo!知恵袋」がほとんどではないかと思われます。
「ニールセン・オンライン」が提供するインターネット利用者動向調査(2008年4月22日)によるとページビュー数の推移は以下の通りです。

これだけを見ると「Yahoo!知恵袋」が利用者数・ページビュー数ともに圧倒している(3月度の利用者数1261万人、2億8千万PV)となりますが、別の「Q&A サイトに関する調査」(インターネットコム株式会社・JR 東海エクスプレスリサーチの実施)によると、最も多いのが「教えて!goo」66.5%(107人)、続いて「Yahoo!知恵袋」63.4%(102人)となっています。アンケート対象者「民間企業に勤務する20代〜60代の男女330人」には両者の認知、利用度はほぼ拮抗していると考えられます。「ニールセン・オンライン」で「Yahoo!知恵袋」が圧倒しているのは、日本最大のポータルサイトからのアクセスだと考えられます(時々トップページで興味をひく質問が特集されています)。
Q&Aサイトの利用状況
また先の「JR 東海エクスプレスリサーチ」のアンケートによると、、Q&Aサイトの利用状況は「過去の記事を閲覧する」82.0%(132人)・「質問する」14.3%(23人)・「回答する」3.7%(6人)となっているように、閲覧が中心で、どうしても知りたことがあれば質問し、回答する人はごくわずか、ということがいえます。
代表的Q&Aサイト OKWave
実際の利用状況や調査結果からいって日本でQ&Aサイトといえば「教えて!goo」「Yahoo!知恵袋」なのは間違いないでしょう。ですが日本の代表的Q&Aサイトとして忘れてはいけないのは「OKWave」です。実は「教えて!goo」も「OKWave」のQ&Aシステムを利用しています。具体的な導入企業は活用例として紹介されています。MSN相談箱・楽天 みんなで解決!Q&Aなど大手サイトでも採用されています。
日本のQ&Aサイトの多くは「OKWave」のパトーナーサイトで、トータルの利用状況はニュースリリースによると下記の通りです。

トータルで見たユニークユーザー、ページビュー数は「Yahoo!知恵袋」より1年先行しているような感じでしょうか。数字で表現するのも難しいのですが、質問や回答の「質」においても「OKWave」のほうがQ&Aサイトとして優れているように思われます。
Q&Aサイトの注意点・危険性
Q&Aサイトは集合知型のソーシャルメディアということで、多くの回答がよせられます。ただ基本的に無償(ポイント配布はありますが)の情報提供です。専門家でない人の回答もあり、質問の仕方が悪い場合は「間違った回答」がそのままデータベースに残る可能性もあります。これはポイントという特典があるから「誰でも回答する」「誰でも評価する」というデメリットでもあります。「誰でも参加できる」ということがのソーシャルメディア素晴らしさなのですが、法律や健康に関する事項に関しては、専門家(弁護士・医者等)の意見を必ず確認すべきです。
完全に間違った回答をもとにして実害があったとしても誰も保障してくれません。また部分的に間違っている箇所を見分けるのも専門家でないと難しいでしょう。
Q&Aサイトも万能でない(危険性)ことを理解することが、利用者・回答者としての注意点と言えます。
